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■『ロボットアーム』のデモンストレーションを開催しました!

 2006年6月24日(土)午後、サポセンの展示室にロボットアームがやってきました。
このロポットアームは、オランダのEXACT DYNAMICS社製のARM: Assistive Robotic Manipulator(補助的人工ロボットアーム)です。
開発者のシュタイト社長と通訳の方が準備を進める中、会場には30名を超す来場者で展示室が一杯になりました。

準備中のシュタイト社長の写真
準備中のシュタイト社長
開始を待つ来場者の皆さんの写真
 開始を待つ来場者
  
デモでは、電動車椅子に取り付けたARMを使って
・ペットボトルを持ち上げ、コップに水を注ぐ、・ストローを摘んでコップに挿す、・コップを持って、顔の前まで持ち上げ、水を飲むなどが行われました。
飲み物の入ったコップをこぼさないように水平を保ちながらアームが移動する 様子は、技術の高さを物語っていました。 
コップの水を飲む参加者の写真
コップで水がうめー

【ロボットアームの主な仕様】
重量:コントロールBOXと合わせ20Kg弱
電源:24V 1A程度
持ち上げ重量:1.5Kg
アームのグリップ幅:9cm
グリップ圧力:1.5Kg〜2.0Kg
操作方法:4X4キーパッドまたはジョイスティック
日本での販売価格:300万円
詳細はXACT DYNAMICS社にPDF版で掲載されています。

  
操作用キーパットの写真
 操作用4X4キーパッド
ロボットアームを操作する参加者の写真
 ゲームの成果?操作がうまい
  
会場からは、安全性についての質問が多く出されていました。
・設計より重いものを持ち上げようとしたら
 1.5Kg以上の力がかかるとスリップ(クラッチ)する
・アームに急激な力が加わったら
 アーム全体が停止する
・電源が切れたら
 そのままの状態で停止する
実際に自分の手や鼻を挟んで実験している人もいました。
さて、肝心の価格ですが、今回のタイプは、日本円で300万円とのこと。
現在、これよりコンパクトなタイプで、価格も半分程度のものを開発中で今年度中にも発表するとのこと、次期バージョンにも期待がふくらみますね。
ちなみに、オランダでは、300台以上利用されていて、利用料や講習費、メンテナンス費も、100%国が保証しているとのことでした。

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